アフタースクール 日本ファブテック取手工場見学
11月20日(水)の探究学習日に、希望した6名の生徒が日本ファブテック取手工場を訪問しました。地元企業のものづくりを学び、自分たちの視野を広げる良い機会となりました。
日本ファブテック株式会社は、レインボーブリッジや東京都庁、瀬戸大橋など、数々の有名な橋梁や建築物に携わる老舗の鉄橋メーカーです。今回の見学では、工場概要の説明、製造現場の見学、VRやARを活用したDX体験、そして質疑応答を通じて、ものづくりの最前線に触れることができました。
工場見学では、東京ドーム3つ分の広大な敷地内に広がる製造現場の一部を拝見し、橋梁の製造過程や最新技術の活用方法について詳しく学びました。特にDX体験では、実際の製造現場で使用されるARやVR技術を活用したプログラムが用意され、生徒たちは技術革新を身近に体験することができました。見学後の質疑応答では、生徒たちが積極的に質問をし、ものづくりや働く現場に対する理解を深める姿が見られました。
このような貴重な体験を提供していただいた日本ファブテック取手工場の皆さまに、心より感謝申し上げます。
<生徒の感想>
中1 Mさん
今回の工場見学で特に印象に残ったものは、VR・AR体験です。目の前に橋があるようで、とても面白かったです。また、工場が想像以上に大きかったので驚きました。
中3 Oさん
元々橋を建てる技術に興味があったのですが、実際に日本ファブテック取手工場を見学してみて、橋の構造や技術の工夫、橋の部品を作る際の周りの環境の工夫などがわかりました。
高1 Aさん
今回、日本ファブテック取手工場見学に参加して、一番強く思ったことは、会社の雰囲気がとても良く、将来あんな会社に就職したいということです。話を聞いていて、熱中症対策にとても力を入れていたり、士気を落とさないような工夫をしていたりする点が印象的でした。また、会社ってどのような場所なのだろう、実際にどのようなことをしているのだろうという疑問を少し解消できたのも大きいと思います。現地に行って質問をしたりする機会がなかったのですが、とても楽しかったです。
高1 Iさん
橋の精度の良さに驚きました。従業員の方の製品へのこだわりや、誇りを持って仕事をしている姿を見て、仕事はただお金を稼ぐためにあるものではないと感じました。
高1 Tさん
工場の中や従業員の皆さんが働いている様子、普段の生活を知ることができて、将来を考える上でとても参考になりました。また、鉄筋が脆くならないようにするために6層もの塗装を施しており、実際に触ってみると層ごとに少しずつ厚さが違うことにとても驚きました。学生が楽しめるよう、建設に関わるARやVRを体験させていただき、一部デジタル化が進む建設業について知ることができてとても興味深かったです。
高2 Mさん
今回の見学では、実際に鉄鋼の部材を製作している現場や、VR・ARを活用した取り組みを体験し、見学しました。正直なところ、工場にはどこか昔気質なイメージを持っていたのですが、3Dデータなどを活用した作業の効率化や可視化を行っている様子はむしろ近未来的で、それまでのイメージが覆る体験となりました。また、部材制作を見学し、普段私たちが意識せずに使っている橋梁が、堅実かつ緻密に作られていることを目の当たりにすることで、また少し視野が広がったように思います。