国 語

毎日使う言葉だから、上質な学びが人生を彩る

 言語活動と言語能力とは学力の両輪。言語知識に基づく主体的対話の実践と、実践から得られる深い造詣と。
 ときには書物を通じて著者と対話し、ときには級友との議論を通じてわかりあう。生きた国語力を養成する授業が、活力ある学校生活の土台となる。そうした信念を持って私たちは国語教育に取り組んでいます。

社 会

《世界》を見つめる解像度を上げる

 私たちが目にする《世界》は、人智の及ばぬ自然の力によって生み出されたもの、過去に生きたさまざまな人びとが紡いできた営みによるものなど、多様な姿を見せてくれます。「江戸取の社会科」は、そのような美しくも不思議な世界を眺める視点を身につけ、皆さんがそうした世界を主体的に生きるアクターとして成長を遂げるための時間です。
 中等部の各学年では、地理、原始から近現代までの歴史、近現代以降の歴史と公民を順に系統立てて学ぶことで、世界で起こっているさまざまな事象を理解するための基礎を身につけていきます。教師から一方的に学ぶだけでなく、グループ学習やプレゼンテーションを通して、他の仲間たちとともに成長を遂げる仕掛けもふんだんに用意しています。
 高等部では、一年次に「地理総合」と「歴史総合」を履修し、「空間」と「時間」という二つの座標軸をベースに世界を眺めていきます。二年次には、一年次に学び得た知識や能力を総動員して、現代社会に存在するさまざまな課題とその解決策について模索する「公共」を履修します。また、二年次・三年次には、各自が希望する進路に応じてさまざまな選択科目が開講され、大学受験を見据えた高度な解説講義や問題演習を展開しています。
 社会科は、地理・歴史・公民の三つの分野から成り立っています。しかし、これらは私たちが未知の物事を捉えやすいように便宜的に分けたものであり、各分野が相互にかかわりあったところに、私たち人間の生きる世界が存在します。
 そうした複雑で躍動感溢れる《世界》の魅力を、ぜひ「江戸取の社会科」で味わってみませんか…?

数 学

「良い疑問」との対話と、手を動かして考え続ける「粘り強さ」

 数学における「良い疑問」とは、対象を無批判に受容する曖昧さを認めない、本質に迫るような鋭い疑問のことを意味します。対象を批判的に分析する思索の表れともいえます。
 「正解を出せれば良い」、「試験に合格さえすれば良い」といった考えを持つ場合、数学で出会う「良い疑問」との対話は、非効率的で成果に直結しにくい活動と感じるかもしれません。もちろん、正解を出して試験に合格することの大切さは否定しません。しかしながら実社会においては、数学という学問に限らず、課題そのものを発見する力や、正解が単純に出ない課題に対しても粘り強く考え続ける力が、今後一層求められるでしょう。
 ですから、私達は生徒の「良い疑問」に向き合うこと、数学的な対話や試行錯誤の諸活動に取り組むことを大切にしています。級友との議論や、手を動かして粘り強く考え続けることを通じて、思考力の育成を目指します。そして、数学的な発見の感動や思索の面白さ、数学そのものの美しさを、多感な中高時代に味わってほしいと考えています。

理 科

まだ知らない“真理”をもとめて!

 「この宇宙はどのような仕組みが支配しているのだろうか」「わたしたちの細胞を構成している化学物質、それを構成している原子、それを構成している……と突き詰めていくとどうなっているのか」理科はこの世界の普遍的な性質に迫る学問です。
 そして同時に、エネルギーの仕組みを知れば霊感商法の嘘を見抜けたり、病気や体の仕組みが解れば適切な治療を主体的に選べたり、実用的な側面も持ち合わせています。
 くわえて、いかなる観察手法・実験方法によれば新しい知識を得ることができるのか、実験結果の誤差をいかに扱うべきか、“知るとは何か”という哲学的な命題を問題とする部分も理科にはあります。
 これら理科の多様な側面をひとことでまとめるとすれば、「真理への畏敬と探究」です。
 本校では実験など生徒が自ら手を動かし学ぶこと、教室における議論・対話を通じた学びを大切にしています。これまでの歴史において多くの科学者によりこの世界の真理が明らかにされましたが、まだそれはほんの一部にすぎません。これらの活動を通じて、ともに、さらなる真理に迫っていきましょう!

英 語

一元的なスコアではなく、多様な背景の仲間たちと楽しく学ぶ英語

 心の教育を重んじる江戸取では、多様な人たちとの相互理解ができる英語教育を目指し、初心者でも安心でき、英語に自信のある人にもやりがいのある授業を日々実践しています。
 言語活動やALT教員とのコミュニケーションを通して「4技能」をバランスよく鍛え、ディベートやライティング活動を通して、意見を論理的に相手に伝える練習をします。また、テキストを精読することで物事を多面的に捉えて、批判的に思考する態度を養います。6ヶ年の教育を通して多様なバックグラウンドを持つ人々に分かりやすく明確に意見を伝え協働するための英語力を養います。

保健体育

自分を知る学びを!体を動かす楽しさを!

 令和2年にさくらアリーナが新設され、授業の幅が大きく広がりました。校内のグラウンドに、さくらアリーナをはじめとする3つの体育館。充実した体育施設で思う存分体を動かすことの楽しさを感じることができます。
<保健>
 保健での学習内容を自分自身に直接関係する事象として捉えるためにも、グループワークやプレゼンテーションの実施など、主体的な学びとなる機会を多く設定しています。保健での学びを通じて、自分の将来、社会の未来について考えていきます。
<体育行事>
 本校には「体育祭」と「球技大会」という大きな体育行事があります。これらの行事を生徒が中心となって実施しています。自分たちの手でつくる、自分たちの学校行事。大きな感動と達成感を、本校で味わってみませんか。

芸 術

生活や社会の中の芸術や芸術文化と豊かに関わる

<音楽>
 鑑賞と演奏、理論学習と創作を通して、様々な音楽への理解が一歩進む事を目指します。
<書道>
 書表現の技法を幅広く学習し書表現力の向上を目指すと共に、書道の歴史や伝統文化の理解を深めることで芸術的感性を育みます。
<美術>
 創造や表現の楽しさと意味を理解したり、現代の社会や環境と美術との関わりについて考え表現したりします。
<工芸>
 芸術教科工芸選択では、一年間実技を中心に授業を進めます。身近に使っている「もの」へ目を向け、形の成り立ちや使い方を考え、そこから得た発想をもとに新たな「もの」を自らの手で生み出すことを目標としています。

情 報

プログラミングだけが「情報」ではありません

 科学技術が発達するよりもずっと前から、人間は五感を通じ、情報を獲得しながら活動してきました。目で見て、モノに触れ、言葉を発し、それを聞く。スマートフォンやインターネットなどは、あくまで人間の五感を拡張しているにすぎません。IT技術の進歩が、人間の情報獲得能力を飛躍的に高めたことは事実です。これによって時間・空間を超えて様々な人とコミュニケーションを取り、短時間で多くの知識を得ることができるようになりました。しかし、溢れる情報のどれを信じてよいのか、かえって人間を惑わすことも増えました。情報をどのように得て、どのように考え、伝えるか。「情報」という教科はIT技術の先にいる、人間そのものを、問題に据える教科なのです。

技 術

生きる力と表現力の育成

 中学校では身近な生活にある疑問や問題を考え、積極的に解決する能力「生きる力」を身に付ける学習を目標にしています。よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、生活を工夫し創造する資質・能力の育成を目指しています。そのために基本的な知識の理解や問題解決を目指した実習を行います。
 技術分野では、ものづくりなどの技術に関する実践的な活動を通して、自分で創造し表現する能力の育成を目指します。情報活用能力ではコンピュータの活用法だけでなく、考えをまとめる力と発表・発信する能力の育成を図っています。

家 庭

生活の創意工夫と問題解決

 中学校技術・家庭科家庭分野、高等学校家庭科では、生活を主体的に営む理解力と技術を身につけ、課題解決能力と実践的な態度を養うことで、家庭や地域の生活を創造する資質・能力を育成することを目指します。
 被服や調理の実習においては自分で考えて行動することにより科学的な理解を深め生活の自立に活用できる技能を習得します。また幼児触れ合い体験により人とよりよく関わる力を育てます。これまで学んできた家庭科の知識と技術をもとに生活をより良くするための課題意識を持ち、主体的に問題解決に取り組む力を養います。

総合・探究

自らの手で問題を解決し、未来を切り拓く。心豊かなリーダーを育む探究学習。

 探究学習を通じて、自分自身の学び方を確立し、主体的かつ深い学びを展開できるようにしています。
 中等部では、各学年の行事などとリンクさせ、中1では、防災・キャリアをテーマに地域の防災について調査し、自己理解を深め、将来のキャリアについて考えます。中2では、自然や環境・共生をテーマに、社会課題について調査し、環境保護などについて考えます。また、地域清掃などを通じて地域との関わりを学び、社会性やコミュニケーション能力を育成します。中3では、国際・平和をテーマに、国際情勢や人権問題について調査し、自分たちができる平和への貢献を考えます。また、合唱祭を実施し、自己表現力やチームワーク能力を身につけます。
 高等部では幅広い視点でテーマを設定し、生徒が主体的に探究学習を行うために必要なスキルを身につけることができるよう、様々な支援を行っています。生徒たちの学びのサポートを行うほか、定期的に発表会を開催することで、生徒たちが学びの成果をアピールする場を提供しています。
 本校では、探究学習を通じて、心豊かなリーダーとして多様な問題に向き合い、自らの手で問題を解決し、未来を切り拓く力を育みます。