えどとり服のチカラプロジェクトを実施しました
本校の有志生徒による『えどとり服のチカラプロジェクト』を実施しました。今年度は高等部生を中心として有志が参加し、11月末まで活動を進めました。その後、感謝状が届き、リーダーによる報告書が完成しましたので、ご報告いたします。
「服のチカラプロジェクト」は、ファーストリテイリングがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とともに取り組む活動で、着なくなった子ども服を回収し、世界の難民の方々など本当に必要としている人々に届ける取り組みです。本校では今年度で6回目の参加となります。
昨年度に引き続き、地域の保育園の協力を得て子ども服を回収しました。また、難民問題への理解を深めるためにポスターを作成し、園内に掲示していただくなど、ただ服を集めるだけでなく、関心を広げる工夫をしました。
今年度は段ボール10箱分の子ども服を無事に回収し、難民キャンプへ送ることができました。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
<感想抜粋>
高2 Sさん
友達に誘われ参加しましたが、やるからには全力でやろうと思い、リーダーになりました。初めは何から始めればよいのかわからず不安でしたが、先生が丁寧に教えてくださり、時には指示がうまく伝わらず大変な思いをしましたが、先生やメンバーの協力があり、最後までやり遂げることができました。学校や保育園での服の回収や箱詰め作業は大変でしたが、今となってはよい思い出ですし、やり遂げた時の達成感は忘れられません。この活動を通して、困っている人に対して自分にできることはたくさんあると実感できたので、これからもそのような機会があれば積極的に参加しようと思いました。リーダーとしての役割を完璧に果たせたのかはわかりませんが、心に残るよい思い出になりました。ありがとうございました。
高2 Aさん
もともと高2までには一度は何らかのボランティアに参加してみたいと考えており、ちょうどこのプロジェクトに興味を持ったため参加しました。ユニクロの方の話を聞き、日本とは比べものにならないほど貧困に苦しんでいる国が想像以上に多いことに驚きました。稲保育園では、多くの方が積極的に協力してくれました。「これ何?」と尋ねてきた子に、「みんながくれたお洋服が違う国のお友達に届くんだよ」と伝えました。将来この子たちが成長したとき、この活動の存在を覚えていてくれたら嬉しいです。今までは着られなくなった服を年下の知り合いに譲ることはあっても、捨ててしまうことも多々ありましたが、これからはユニクロの回収ボックスを活用しようと思います。
高2 Oさん
活動を知らない方々に対して呼びかけ、協力を仰ぐことの難しさを体感しました。十分な告知や「服のチカラ」の必要性を伝える機会がなかなかない中で、声かけや箱のデコレーションを工夫し、少しでも多くの皆さんに身近な活動として親しみを持ってもらえたと思っています。
高2 Sさん
朝に服を回収するとき、恥ずかしい気持ちもあってあまり声を出せませんでした。生徒のみんなに服を持って来てもらえなくても、こういった活動があることを知ってもらうために、人に呼びかけるときの姿勢を工夫することを学びました。箱をデコレーションするときも、相手が「かわいい」と感じて少しでも興味を持ってくれるよう工夫しました。
高2 Tさん
去年に引き続き、今年も参加させていただきました。ポスター作成と学校、保育園での洋服の回収に携わりました。服を通じてたくさんの人と関わることができて、とても楽しかったです。
高1 Kさん
医師になることを志しており、今できることを考えたときにこのプロジェクトを見つけ、生活に苦しんでいる子どもたちの役に立ちたいと思い参加しました。また、来年もこの活動に参加し、服で救うことのできる子どもたちを助けたいです。
高1 Kさん
プロジェクト始動時の事前学習を通して服や世界の現状を知り、学ぶだけでなく行動に移すことができると考え参加しました。今回の活動を通して行動に移せたことが、とても勉強になりました。
高1 Sさん
普段できないような経験ができて、よかったと思います。
高1 Nさん
昨年活動していた先輩方に憧れて、このプロジェクトに参加しました。稲保育園での服回収時に「頑張って」と応援されたことがとても印象に残っています。
高1 Fさん
発展途上国の孤児たちの話を昔から聞いており、何か支援できることはないかと考えていたときにこのプロジェクトを見つけ、参加を決めました。保育園での回収活動では、職員の方が笑顔で「ありがとね」と声をかけてくれたことがとても印象的でした。
高1 Mさん
服に興味があり、その関連のボランティアに挑戦してみたいと考えて参加しました。朝早くの寒い時間帯に服の箱詰めをしたことが、よい思い出になっています。
高1 Wさん
ボランティア活動がしたいと思っていたことに加え、貧困や難民問題にも関心があったため、このプロジェクトに参加しました。講師の方の話を聞き、こうした問題をより身近に感じることができました。
中1 Mさん
小学校の頃に「服のチカラプロジェクト」に参加した経験があり、中学校でもやってみたいと思い、この活動に参加しました。これからもさまざまなことに挑戦したいです。