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2026.07.29

生徒の活動

東京藝術大学との地域連携による特別な学び

7月27日、本校生徒が東京藝術大学を訪問し、東京藝術大学大学美術館で開催されている美術のミカタ展の見学や、大学キャンパス内でのワークショップに参加しました。

今回の訪問は、本校が所蔵する東大寺南大門金剛力士像(阿形・吽形)のレプリカが、東京藝術大学大学美術館で開催されている美術のミカタ展において、東京藝術大学保存修復学研究室 岡田靖教授の展示作品として紹介されることをきっかけに実現しました。

展示に先立ち、本校から作品を搬出し、生徒たちは普段見ることのできない美術作品の搬出作業や、作品が展示されるまでの過程に触れる貴重な機会となりました。美術品は、作品を制作した作者の技術だけでなく、保存や管理、運搬においても専門的な知識や技術が必要であることを学び、作品が多くの方に届けられるまでの裏側にも目を向けることができました。

当日は休館日に特別に東京藝術大学大学美術館を訪問し、古田亮教授によるレクチャーを受けました。美術作品を鑑賞する際のさまざまな視点や考え方について学んだ後、館内をご案内いただきました。生徒たちの興味や疑問に応じて丁寧に解説していただきながら、作品への理解を深めることができました。問いかけを交えた鑑賞を通して、生徒たちは作品と向き合い、それぞれの感じ方や考えを広げる時間となりました。

続いて、大学キャンパス内では、髙島圭史先生による上げ写し体験に参加しました。上げ写しは、日本画に受け継がれる伝統的な模写技法の一つです。実演や技法についての説明を受けながら、生徒たちは集中して制作に取り組みました。一人ひとり丁寧にご指導いただき、日本画の技法だけでなく、その背景にある文化や研究についても学ぶことができました。

その後、先生方との時間を終え、生徒たちは館内を自由に鑑賞する機会をいただきました。それぞれが関心を持った作品を改めて鑑賞し、自分自身の視点で作品と向き合うことで、学びをさらに深めることができました。休館日に落ち着いた環境の中で、じっくりと作品を鑑賞できたことも、今回ならではの貴重な経験となりました。

また、大学キャンパス内では、多くの学生の皆さんが制作や活動に取り組む様子を見ることができました。作品や資材を台車で運ぶ姿など、大学で学ぶ学生の日常に触れ、美術を専門的に学ぶ環境を身近に感じる機会となりました。大学美術館だけでなく、キャンパス全体の雰囲気を感じられたことも、今回の訪問ならではの学びとなりました。

今回の活動は、東京藝術大学取手キャンパスとのこれまでのつながりを背景に実現した地域連携の取り組みです。作品の貸し出しから搬出、展覧会の鑑賞、大学でのレクチャーやワークショップまで、多くの貴重な経験を通して、生徒一人ひとりが新たな知見や気づきを得ることができました。

このような機会をご提供くださった東京藝術大学の先生方をはじめ、ご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

   

校内での搬出作業の様子