フードバンク茨城事前学習
2018年度から調理同好会有志でえどとりフードドライブを12月に実施していますが、実施の前にはメンバーがフードバンク茨城牛久本部で事前学習を実施しています。
今年度も11月23日(木)に、高等部2学年の生徒5名が参加しました。
事前に学習することで、フードドライブを実施する意義を理解してから行動することができています。
継続することに意義があると先輩から後輩に受け継いで活動を継続しています。えどとりフードドライブは12月7日~14日まで実施致しました。活動報告がまとまり次第報告させて頂きます。
フードバンク茨城牛久本部での事前学習の感想を紹介します。
Sさん
事前学習によって、フードドライブの必要性を改めて感じました。また、きずなBOXは、年中食品を受け付けているため、フードロスを減らす上でとても画期的だと感じました。私の家ではレトルト食品が食べきれずに残ることが多いためため、きずなBOXを活用することでフードドライブに貢献していきたいです。また、きずなBOXをまだ知らない方も多いため、報告書にきずなBOXについて書くなどして伝えていこうと思っています。
Kさん
実際に困窮者の家庭に渡す1週間分の食品を皆で考えたことで、学校で回収するだけではイメージしにくかった流れを体感することができました。また、フードドライブではレトルト食品などを主に渡している為、それぞれの家庭の調理器具の有無に関係なく配給できるものが多いと感じる反面、それらだけで生活すると考えると栄養が偏ってしまうのではないかと思いました。また、副理事長の方と直接話し質問することで、日本の貧困の実態やフードドライブの活動の発端が東日本大震災にあることを初めて知り、理解が深まりました。
Mさん
自分たちが集めたものが、どのようにして必要としている人に届くのかを知ることができました。実際に家庭に配給する食品を考えたときに、栄養バランスだったり、家族構成からどのようなものが必要かを考えることが難しいと思いました。私は、おそらく学校での活動は今年で最後ですが、副理事長の方が茨城県各地に「きずなBOX」というものがあるとおっしゃっていたので、もし家庭で何か寄付できそうなものがあれば積極的に利用したいと思います。
Oさん
お話をうかがって、日本でさえ貧困者は決して少なくはないということが意外に思いました。また、体験を通して栄養に関して課題が挙げられると感じました。自分は将来食品開発に携わりたいのですが、この気づきを忘れないようにしたいです。
Sさん
初めて事前学習に参加させて頂き、様々なことを知ることができました。まず、日本が貧困大国であることです。比較的治安が良く、犯罪の少ない日本ですが、実は貧困率が他国と比べても高くなっています。この事実を知り、日本にはフードバンクさんが行っているような活動がもっと必要であると思いました。また、そのために、日本が貧困大国であるという今の危機的な実態をもっと多くの人々に知って頂くことが重要であると考えます。次に、私達が集めた食料がどのように生活困窮者の方々の元へ届くのかです。私は、事前学習に参加させて頂くまで正直、フードドライブがあまり好きではありませんでした。なぜなら、毎年冬に行うので、寒くて、早く帰りたいと思ってしまうからです。ですが、今回、フードバンクの方々の生活困窮者を助けたい,世の中をもっと良くしたいという思いを直接伺ったり、実際に一家庭の仕分け作業をさせて頂いたりしたことでフードドライブに対する思いが変わり、私ももっと困っている人々の役に立ちたいと考えるようになりました。
フードドライブに携わらせて頂くのは今年で最後になりますが、江戸取のフードドライブの歴史をこれからも継続させていって欲しいと思いました。