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2026.09.08

生徒の活動

【今年も世界一の人体標本を見学してきました!】

【今年も世界一の人体標本を見学してきました!】

9月2日(水)、中等部1年生から高等部3年生までの希望者30名が、横須賀市にある神奈川歯科大学を訪問し、探究学習を行いました。

大学では、江戸取生のために先生方が多彩なプログラムを準備してくださいました。

【虫歯を削ってみよう!】
【最先端のデジタル歯科】
【ドラマの中の法医学】
【虫歯になると歯はどうなるのか?】
【世界一の人体標本】
【歯科の世界は驚きに満ちている!】

見るもの、聞くもの、実際に体験するもの、その一つ一つが驚きと発見の連続でした。

 

■【虫歯を削ってみよう!】

実際の歯科治療で使われる器具を使用して、虫歯を削る体験をしました。

さらに、悪くなった部分を必要最小限だけ削り、コンポジットレジンを詰めて修復する治療にも挑戦。普段は患者として受けている歯科治療を自分の手で体験することで、歯科医療の技術の高さや難しさを実感することができました。

 

■【最先端のデジタル歯科】

高精度の口腔内スキャナー「プライムスキャン」を使った最先端のデジタル歯科も体験しました。

口の中をスキャンすると、歯の形がパソコン上に3Dデータとして再現されます。そのデータから被せ物を設計したり、3Dプリンターで模型を製作したりすることもできます。

急速に進歩する歯科医療の世界に触れ、生徒たちは科学技術の進歩と、学び続けることの大切さを実感しました。

 

■【ドラマの中の法医学】

法医学では、亡くなられた方の死因や身元を科学的に明らかにする医学の役割について学びました。

災害などで亡くなられた方の身元確認に、歯の治療記録やDNA鑑定などが大きな役割を果たしていることも教えていただきました。

医学は、目の前の命を救うだけではありません。亡くなられた方の尊厳を守り、残されたご家族の思いにも寄り添う。その大切な役割について考える貴重な時間となりました。

 

■【虫歯になると歯はどうなるのか?】

「プラーク(歯垢)1gあたりに、約10¹¹個もの細菌がいる」という衝撃的なお話から始まりました。

プラークの中にいる細菌が酸をつくり、その影響で歯からカルシウムイオンが抜けていくこと、そしてpH5.5以下になると歯が溶け出しやすくなることなど、虫歯ができる仕組みを学びました。

さらに、カルシウムが抜けた牛の歯を実際に触らせていただきました。「スカスカ、ボロボロになるのでは?」と想像していましたが、実際にはプニプニとした柔らかさを感じ、生徒たちも驚きの表情を見せていました。

ドレッシングや飲み物のpHを自分たちで測定する実験も行い、「pH5.5以下」とはどのような状態なのかを具体的に理解することができました。

そして、プラークはうがいだけでは取り除くことができません。

「しっかり歯を磨こう!」
「フロスを使おう!」

知識を得るだけでなく、毎日の行動を変えることの大切さまで学ぶことができました。

 

■【世界一の人体標本】

神奈川歯科大学名誉教授であった横地千仭先生が、生涯をかけて制作された人体標本も見学しました。

横地先生の『解剖学カラーアトラス』は、初版から40年以上を経た現在も世界各国で活用されています。

生徒たちは、実際の人体の構造を目の前にし、医学を支えてきたご献体への感謝と敬意を持ちながら、一つ一つの標本を真剣に見学しました。

■【歯科の世界は驚きに満ちている!】

最後は、小牧基浩先生から、口腔の健康と全身の健康との深い関係について講話をしていただきました。

特に心に残ったのが、「人の尊厳とは、自ら歩き、食べることである。」という言葉です。

自分の足で歩く。自分の口で食べる。人と話す。笑う。そして、自分らしく生きる。

歯科医療は単に「歯を治す」だけではなく、人の健康、命、そして尊厳を支える医療であることを学びました。

 

■【江戸取卒業生との嬉しい再会】

今回、神奈川歯科大学大学院で学ぶ江戸取卒業生も、後輩たちに会いに来てくれました。

現在は、神奈川歯科大学副学長・槻木恵一先生の研究室で研究に取り組んでいます。自らの経験を後輩たちに語ってくれる姿に、

「先輩から後輩へ」江戸取の学びと思いがつながっていく喜びを感じました。

◾️◾️◾️参加した江戸取生の声◾️◾️◾️

「普段、歯医者さんで使われている本物の器具を自分で使うことができ、治療の難しさや歯科医師の技術の高さを実感しました」

「口の中をカメラで読み取るだけで歯の形を3D化できることに驚きました。歯科医療がどんどん進化していることを実感しました」

「虫歯になる仕組みを、牛の歯に触れたり、身近な飲み物などのpHを測ったりしながら学ぶことができ、歯磨きやフロスの大切さを改めて感じました」

「法医学で、歯が身元確認に大きな役割を果たしていることを初めて知りました。とても貴重な体験でした」

「実際の人体標本を見て、尊い命の存在を全身で感じました。さらに医師になりたいという気持ちが強くなりました」

 

■【まとめ】
今回の一日を通して、江戸取生は、

【知らない世界を知ることは、自分の未来の可能性を広げること】

を実感したようです。

まず、

見てみる。
聞いてみる。
触れてみる。
体験してみる。

その一つの出会いが、自分の将来につながる出会いになるかもしれません。

【感動は、人を動かす力になる。】
【学びは、自分の未来を広げる力になる。】

このような素晴らしい学びの機会をつくってくださった神奈川歯科大学の先生方、関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。