【書道部】第40回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会で高円宮賞を受賞!
令和6年8月25日に日本武道館で行われた授賞式において高等部3年Mさんが高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会の最上位【高円宮賞】を受賞しました!全国から応募された作品の中から、1名しか選ばれない賞です!
受賞作品は中国の書家、米芾『蜀素帖』から抜粋した臨書作品です。『蜀素帖』は布に1文字3㎝ほどのサイズで書かれており、表現が多彩で、多くの書家が行書の手本としている古典作品です。臨書作品に取り組む時に大切なことは、古典作品をよく鑑賞すること、半紙の中に余白を含めた構成を考えること、古典作品の特徴を捉え表現すること、書風は崩さず自己表現することなど。手本があるからといって簡単にできるものではありません。今回の受賞で、本人は「高円宮賞を取るとは思っていなかったのですごくびっくりした」と話していますが、『蜀素帖』の練習量は何千枚に及んでいると思います。一枚一枚書いては見直し、長い時間をかけて取り組んだ作品だからこそ、今回の結果に繋がったのだと思います。
授賞式当日、展覧会場入り口には規制がかかるほど行列ができており、会場内では受賞者たちがご自身の作品を嬉しそうに見つめ、Mさんの作品前では何かを得ようとするかのようにじっくりと鑑賞していました。また高円宮妃殿下がお見えになると、作品の前でMさんは少し緊張しつつ、笑顔で殿下とお話されて写真撮影に応じました。授賞式は2時間にわたって行われました。Mさんは授賞者の中で最初に名前を呼ばれ、堂々とした姿で壇上に上がり賞状とトロフィーを受け取りました。最後に全受賞者を代表して読んだ謝辞には、書道に対する思いやお世話になっている方たちへの感謝などが綴られていました。
今回【高円宮賞】を受賞できたのは、本人が書道に真摯に向き合い努力し続けたからです。書道は才能の世界ではありませんから、努力し続ければ必ず評価されます。書道に限らずみなさんも一度選んだものは粘り強く取り組み続けてください。
書道部はこれからも、多くの展覧会に出品していきたいと思います。
日本武道館HP
第40回 高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会 令和6年8月25日(日)開催|高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会|書道の普及・奨励|日本武道館 (nipponbudokan.or.jp)
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【速報】高円宮妃久子さまが書道展に 東京・日本武道館 (youtube.com)
2024年8月25日(毎日新聞掲載)