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2024.09.11

教科の活動

生徒の活動

中2総合学習 認知症サポーター養成講座を実施

中学2年生の総合学習のテーマ「共生」の一環として、認知症サポーター養成講座を実施しました。

この講座は、厚生労働省が推進している取り組みの一環で、認知症の方が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けることを目指すものです。今回は取手市地域包括支援センターの皆さまを講師にお迎えし、認知症に関する知識を学ぶ講義と、寸劇を交えたわかりやすい説明をしていただきました。寸劇には生徒や教員も参加し、実際の場面を想定しながら認知症の方への接し方について学ぶ機会となりました。

講座を通じて生徒たちは、認知症への理解を深め、認知症サポーターとしての証であるサポーターカードを受け取りました。認知症サポーターとは、特別な役割を担うわけではなく、認知症について正しく理解し、温かく見守る「応援者」です。自分の身近な環境で困っている方に手を差し伸べることがサポーターとしての大切な活動です。

今回の学びを通じて、認知症をより身近な問題として捉え、地域社会での共生を意識しながら活動していくことを期待しています。

<生徒感想一部抜粋>

・認知症の人は自分がなっていることが分かっていて周りの人に迷惑をかけていることを悔しく思っていたり悲しんでいるという気持ちがあることを知り少しビックリしました。もし認知症の人に出会ったら今日のことを活かして優しく接したいです。

・「優しく声をかけること、笑顔で接すること」など思いやりを持つことが必要だと分かりました。

・認知症は意外と身近なものだった。自分にもできることはあった。

・3つの無いが大事 急がせない・自尊心を傷つけない・驚かせない これからは周りの人を見られるように努力する

・どんな人でも困っていれば優しく手を差し伸べられるようにしたいと感じました。

・認知症をテーマにしたドラマで恋人や子どものことを忘れ死んでしまう主人公をみて認知症は当事者にとってもまわりにとっても残酷な病気だと思っていました。でも、周りの環境や人の接し方によって症状が変わったり進行を遅くできる可能性があると聞いて協力したいと思いました。認知症の本人も周りのサポーターも笑顔になれる世界になって欲しいと思いました。

・認知症の人は全てを忘れてしまうのではなく感情は記憶に残ることを聞いて、接する時に悲しい思いをさせないように優しく接しようと思いました。

・認知症のイメージは「忘れるだけ」「思い出せないだけ」など生活に支障が出るだけであまり精神的につらいものではないと思っていましたが、誰かに迷惑をかけてできないことが増えて無力さや劣等感に一人でたたかっているのかもしれないと思うことができました。困っている人がいたら、一緒に解決したり、その人が安心して暮らせるような行動ができる人になりたいと思いました。