TOP > えどとりNOW! > 教科の活動 > 化学実験アフタースクール(高大連携)➃

2023.12.15

教科の活動

生徒の活動

化学実験アフタースクール(高大連携)➃

千葉科学大学の先生方を招聘してのアフタースクールも4回目となりました。今回は,薬局で目にするアスピリン(アセチルサリチル酸)からサロメチール(サリチル酸メチル)を合成・同定するという内容でした。高校では有機化学の分野で学習しますが,飲み薬から湿布の合成は,有機化学への興味を強く惹く題材の一つです。サリチル酸メチルが無事合成できたかどうかは湿布薬独特の臭いでもわかりますが,これまで練習してきたTLC(薄層クロマトグラフィー)をもとに生成物を確認しました。この実験を通して実験技術が向上してきた確かな手応えを感じている様子でした。

アフタースクール新聞04号(20231214)

まずは薬剤を乳鉢を用いて粉末状に砕きます。

まずは薬剤を乳鉢を用いて細かく砕きます。

水酸化ナトリウム水溶液を加え加熱し,沈殿物とろ液を分離します。

メタノールと硫酸を加え加熱すると,湿布の香りが漂ってきます。

TLCにより目的物が生成したかを確実に知ることができます。