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2024.03.12

メディア掲載

生徒の活動

取手市統一給食献立立案

調理同好会の有志で取り組んできた食品ロスをテーマとした取手市統一給食献立が食育の日に当たる2024年2月19日に実施されました。
今回の献立は取手市と共同立案し取手市内の公立保育所・一部私立保育園、藤代幼稚園、取手市立小中学校20校、市内の飲食店および江戸川学園取手小学校でも提供されました。

プロジェクトメンバーは取手市立永山小学校で自分達で立案した献立の給食を小学生の皆さんと一緒に試食しました。

今回の活動を通じてフードライブに取り組むだけでなく別の視点で食品ロスを考える機会を得て多くの学びとなりました。
また、このプロジェクトを通じラジオ番組の出演や取手市定例記者会見への出席、新聞社からの取材、NHKでの紹介など多くの体験をすることができました。

このプロジェクトにあたり取手市をはじめ永山小学校の先生方など多くのご協力を頂きました。ありがとうございました。
これからも様々な挑戦をしていきます。

 

 

<プロジェクトメンバー感想>

高2 Kさん

実際に小学校に訪問して私が小学生の頃とは違い、地産地消や食品ロスについての理解を深める食育が進んでいることが分かりました。給食を作る過程を見学し、メンバーと案を出し合い考えられた給食を食べられたことは貴重な体験になりました。

高2 Sさん

私はプロジェクトに参加して、食品ロスや地産地消について多くのことを知りました。特に、茨城県特産の農産物を調べると、茨城県が多くの品目で高いランキングに位置づいていることを知りました。また、食品ロスや地産地消を踏まえて、食事の栄養バランスを考慮して給食を考案することが一番難しかったです。そして、試食会で食べた給食はとても美味しかったです。このプロジェクトで、地産地消にとても興味を持ちました。自分の地域の特産も調べ、自分で調理することで地産地消を行えたらいいなと思います。

高2 Oさん

半年以上の時間をかけ、ついにプロジェクトが実現しました。メニューの考案から記者会見やラジオ、テレビによる取材…と、初めての経験をたくさんすることができ、お声がけいただいた取手市には感謝してもしきれません。また、自分自身もプロジェクトを通じて、今までの食品ロスとの関わり方を振り返り、新たな視点を得て、実際に子どもたちと一緒に食べることで課題の発見もできました。
今回給食を食べた子どもたちから、大人へ、そして様々な人に食品ロスへの関心が広まっていたらうれしいです。今後の調理同好会も、フードドライブをはじめとした学校以外の機関との協力による、食に関する問題を解決できるような活動を行っていきたいと思っています。

高2 Sさん

私はこのプロジェクトに参加して、自分達の力で食品ロスを減らすことができることを実感しました。この機会で終わりにせず、野菜であれば、通常は捨ててしまう茎などを料理に使うなど、日常生活にも繋げていきたいと思います。この食品ロス問題は1人1人が取り組めば、大きな力になり、決して解決できない問題ではないと考えています。そのため、今後、できるだけ多くの人に食品ロスについて知って頂けるように活動の場を広げていきたいと思います。

高2 Sさん

今回のプロジェクトに参加し、小学校訪問や記者会見、ラジオ出演といった活動に楽しく取り組むことができ、参加して良かったと強く感じました。
また、食品ロスについて考えながら学校給食として採用することのできるメニューを考案することの難しさを感じ、結果として私達の考えたメニューをそのまま採用してもらうことができなかった悔しさもあります。私達の力不足もあったかと思いますが、もし来年もこのようなプロジェクトが開催された際には是非後輩達には考案したメニューが直接的に採用されて欲しいです。
今回考案された献立を実際に小学校で生徒達と共に試食した感想としては、生徒達の美味しいという声に嬉しく思った反面、野菜(主におひたし)が残されてしまっていた悲しさも感じました。小学生時代、野菜が大嫌いだった自分からすると、やはり緑という視覚的な野菜としての要素や、健康のための味付けとはいえ野菜らしい苦々しさが残っているような所謂薄めの味付けが野菜嫌いにとっては手を進まない一因となってしまったのかなと強く感じ、まだまだ改善の余地を感じる結果となりました。
自分の17年間の人生経験上、多くのフードロスの存在を感じたのは、家庭は勿論のこと小学校給食の残飯に更に多くのフードロスを感じました。小学校という時期の好き嫌いの多さもありますが、たとえ教育を受けていたとしても食べ物を残すこと、そのことの重大さを完全に理解するには余りにも精神が未熟すぎると感じます。だからこそ、今回のような成長途中の子供に向けたフードロスの対策案としては「食材の活用」、というよりも「いかに残さずに食べてもらうか」をより重視すべきなのではないかと、今回のプロジェクトを通して改めて思いました。
残される量が減るだけで相当フードロスは減るはずなのです。現在も使われにくい箇所は過去においても使われにくい箇所であったと思われるため、現代になりフードロスの深刻化が進んだ理由は「残すことへの躊躇いが減ってしまった」、「残しやすい環境になってしまった」という点だと考えました。よって、「残される食品」を減らす事の方が「使える部分を増やす」より効率的にフードロス問題を解決できるのではないかと思います。
今回のプロジェクトを通し以上のような思考を持った身として、今後の生活の中でどうしたら美味しく残さず食品を消費できるか、ということを意識しながら今後の生活を考えていこうと感じました。

高1 Oさん

小学校で一緒にご飯を食べるという貴重な機会を体験することができとてもよかった
準備の段階では、あまり参加できなかったが、小学生と交流をしていく中で、食に対して僕自身も少しずつ理解していくことができたと思う。
来年度、同じような機会があれば、積極的に参加していきたい。