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2025.10.27

生徒の活動

紫峰祭で笑顔を届けた「サステナブルおいもスイーツプロジェクト」

調理同好会では、紫峰祭を通じて食品ロス削減や地域とのつながりをテーマに活動しました。茨城県特産の干し芋の製造過程で生まれる残渣(ざんさ)を活用したお菓子づくりを中心に、これまでの学びの成果を形にして販売と寄付まで行いました。

本プロジェクトでは、取手市のゆうゆう農園・おいもの宝箱・寺沢製菓の皆様にご協力いただき、干し芋残渣を使った新しいスイーツの開発に挑戦しました。生徒たちはお茶の水女子大学SDGs推進研究所の学生委員の皆さんとの意見交換や、ゆうゆう農園の干し芋工場の見学を通して、食品ロス削減や地域との連携の大切さを学びました。また、おいもの宝箱や寺沢製菓での試作・製造体験を通して、製品化までの流れを実践的に学ぶことができました。商品ラベルのデザインも生徒自身が担当し、限られたスペースではあるものの活動の趣旨が伝わるよう工夫して仕上げました。紫峰祭での販売では、来場者の方々に想いを伝えながら販売を行い、2日間とも完売。多くの方から温かい応援の言葉をいただきました。さらに、取手市PR大使のさくらまやさんにもご協力いただき、地元とのつながりがより広がる活動となりました。

販売で得た利益と会場で寄せられた募金はすべて、フードバンク茨城とフードバンク能登に寄付しました。両団体からは、寄付金を支援活動や運営費として大切に活用する旨の報告と温かいお礼の言葉をいただいています。フードバンク能登からは、昨年に続く支援への感謝と、被災地の方々に想いが届いていることを伝えるメッセージも寄せられました。

 

生徒たちはこの活動を通して、食を通じて社会と関わることの意味や、持続可能な未来に向けて自分たちができることを考える貴重な経験を得ました。ご協力くださった地域企業・団体の皆様、そしてご購入・ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。

今後も調理同好会は、食を通して地域とつながる活動を続けてまいります。
   

活動の様子は、調理同好会の公式Instagramでもご紹介しています。ぜひご覧ください。

▶調理同好会公式Instagram