調理同好会 SDGsチョコレートプロジェクト
調理同好会は、今年度の紫峰祭に向けて、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマとしたチョコレートの開発に取り組んでいます。プロジェクトメンバーは、地域企業である寺沢製菓さんと商品化に向けた打ち合わせを重ね、10月6日には実際に工場でチョコレートの製造作業を体験しました。部員たちは、プロの指導を受けながら作業に携わり、衛生管理や品質管理の重要性を学びつつ、商品づくりに真剣に取り組みました。さらに、これから部員全員で自分たちがデザインしたラベルを手作業で貼り、商品の完成を目指します。
今回開発されたチョコレートは、地域の特産品を活用し、食品ロス削減や地産地消というSDGsの目標に基づいた商品です。当初、部員たちはフェアトレードチョコレートと茨城県産の特産品を組み合わせたチョコレートを企画しており、米やメロン、栗、干し芋といった茨城県の食材を取り入れる案が挙がっていました。しかし、カカオの価格高騰によりフェアトレードチョコの使用は断念。その後、米パフを探すなど様々な試行錯誤の結果、特産品の「干し芋」に焦点を当てることにしました。
今回のチョコレートには、永井農芸センターが生産している干し芋の皮をアップサイクルしたパウダーとフレークを使用しています。この素材は、通常は廃棄される干し芋の皮を再利用したもので、食品ロス削減を目指した取り組みです。
このプロジェクトは、地域の企業との連携を深めながら進行し、紫峰祭での販売利益はフードバンク茨城やフードバンク能登に寄付され、地域社会に貢献することを目的としています。また、チョコレートは定価が設定されますが、釣り銭は用意せず、全額を募金として預かる予定です。この募金も全て寄付に充てられます。
調理同好会の活動は、江戸川学園取手中・高等学校調理同好会の公式インスタグラムでも紹介していますので、ぜひご覧ください。学校全体としても、地域と連携したSDGsへの貢献に積極的に取り組んでおり、今後も持続可能な社会に向けた活動を続けてまいります。