先生紹介

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Teacher
遠藤 実由喜 先生
Subject
保健体育

30年間、江戸取で教え続けてきた理由。

 「この生徒たちを本気で応援したい」と思わせてくれる生徒たちが目の前にいること。これは、教師としてこれ以上ない喜びであり、江戸取が最高の教育環境であると感じられる一番の理由です。
 その環境がある喜びを、ともに働く先生方と共有し「生徒の夢を全力で応援する学校」として一緒に生徒たちのために全力投球できるからこそ、江戸取一筋で30年間、教師生活を送り続けることができたのだと思います。

生徒の心に、胸を打たれる日々。

 江戸取の生徒たちは、最高の笑顔で、とても生き生きと学習や部活動、学校行事など、それぞれが夢中になれるものに全力でチャレンジしています。日常の小さなことでも感動することがあり、胸が熱くなる瞬間が多くあふれています。
 特に印象的だったのは、2年前の中学3年生の修学旅行。コロナの感染対策を万全に行い、私たち教員は緊張感を持ちながらも生徒たちにとって最高の修学旅行にしたいという心意気で引率していました。生徒たちは、自分たちのためにホテルや旅行会社など多くの方々にエネルギーを注いでくださっていることを心から受け止め、特別な思いで修学旅行に参加していました。
 私たちは体調管理も呼びかけながら引率していたのですが、最終日に疲れから熱を出してしまった男子生徒がいました。他の生徒たちとは別室にして、特別対応としてホテルの方がおかゆを作ってくださいました。しばらくして様子を見に行くと、「お忙しい中おかゆを作っていただき、ありがとうございました。おかげで体調がよくなりすぐに元気になりそうです」とメッセージを書いたメモが食器と一緒に置いてあり、体調がすぐれない中、書いては消して、書いては消してを繰り返し、とてもきれいな字で書いてありました。ホテルの方の優しさはもちろん、男子生徒の思いを想像すると涙がこみあげてくるほど感動したことを今でも覚えています。

教師として、働くということ。

 中・高の6年間で、生徒たちは子どもから大人へと心身ともに大きく成長していきます。学習面だけでなく、さまざまな体験や幅広いコミュニケーションを通して多くのことを学び、一人ひとりの夢に向かって笑顔で卒業していく姿を見られるのは教師ならではのやりがいです。10年後、20年後、30年後、生徒たちが夢に向かって歩む未来で、何か1つでも心に残るようなものを贈りたいという気持ちを大切に、これからも多くの夢を応援していきたいです。