Teacher
那須田 正人 先生
Subject
数学

時間や空間に、縛られない環境。

 中等部校舎の教室から見られる富士山や、黄昏時の美しい夕焼けの空。緑豊かで広々とした景色も、江戸取で働くことにおける大きな利点です。また、約1300人を収容できる大ホールや冷暖房が完備されたさくらアリーナ、Wi-Fiとプロジェクター・スクリーンを完備した教室など、生徒にとっても教員にとっても過ごしやすい充実した学習環境も整っています。
 さらに、各教員にノートPC・タブレット端末が与えられたり、不要と思われるような定例会議が一切なかったりと、教員が自由に使える時間やツールが多いので、よりよい授業づくり、そして生徒との時間を充実させることにおいて非常に助けられています。

生徒と、先生と、挑戦と、応援。

 そういった環境だからこそ、江戸取は、生徒だけでなく教員にとっても“新しい挑戦がしやすい学校”だと感じます。
 例えば、アフタースクール(希望者を対象とした放課後の課外授業)では、数学教育に熱心な先生方と協働で新たな授業テーマや切り口の開発に挑戦しています。高校教科書では扱われない数学的なテーマを教員で持ち寄って生徒に提示し、新たな数学的見方や考え方の中で議論を深めていく講座「数学考究」や、生徒がチームを作って数学的な創作問題を発表し合い、現役大学生や他校生とオンラインで議論を行う講座「エドトリ数学甲子園」など、私自身にとっても刺激的で学びが多く、生徒や先生方と試行錯誤しながら挑戦を続けられる環境に幸せを感じています。
 江戸取に集う生徒や教員は、互いを高め合い、切磋琢磨できる環境を望む、真面目で意欲的な人ばかりです。特に教員においては、学業優先という認識のうえで、行き過ぎた管理でも放任でもない、生徒の主体性を伸長させるためのバランスのとれた教育に努めているので、教員それぞれが学びを楽しみ、生徒のために常に自身をアップデートし続ける姿勢が必要です。その挑戦を認め、応援してくれる環境が、江戸取の魅力であり、江戸取らしさなのだと思います。

教師として、誇れるもの。

 授業だけでなく、学校生活すべてにおいて生徒自身が主体的に物事を考える場面が多いため、どんな課題からも目を背けずに正面から向き合う姿に感銘を受けると同時に、教師として改めて誇らしく感じられる場面も多くあります。そんな生徒たちが、夢に向かってどんどん成長していく様子を見届けられることに感謝しながら、自分自身も教員としてさらに成長していきたいです。