Teacher
松田 光市 先生
Subject
理科

一人の挑戦が、学校の当たり前になる。

 江戸川学園取手中・高等学校で働く魅力は、「新しいことに挑戦したい」という教員の思いを、学校全体で後押ししてくれる環境があることです。ICTやDXを積極的に教育へ取り入れ、よりよい学びを創造しようという風土が根付いており、教員一人ひとりのアイデアを授業や学校運営に生かすことができます。
 私自身の経験として、自分の学級運営のために出席管理用のExcelを作成したところ、その仕組みが校内で広く活用されるようになり、最終的には学校全体の出席管理システムへと発展しました。一教員の小さな工夫や挑戦が学校全体の改善につながる環境があり、それを実現できることは本校ならではの魅力だと感じています。
 現在は生成AIを活用したバイブコーディングにも挑戦し、授業で活用できるアプリケーションの開発を進めています。専門的なプログラミングの知識がなくても、自分のアイデアを形にして教育へ還元できる時代になり、これからの授業はさらに大きく変わっていくでしょう。教員自身が学び続け、その成果を生徒へ還元できることも、本校で働く大きな魅力だと感じています。

教えるたびに、教員も成長させられる。

 本校の生徒は真面目で努力家である一方、新しいことへの適応力が非常に高いと感じています。授業で新しい教材やICTツールを導入しても、戸惑うことなく使いこなし、自分なりの工夫を加えながら学びを深めていく姿を数多く見てきました。教員が思いつかなかった使い方を提案してくれることもあり、その柔軟な発想には日々驚かされています。
また、分からないことをそのままにせず、自ら調べたり質問したりする姿勢を持つ生徒が多く、知的好奇心の高さを感じます。教員が新しいことに挑戦し、それを教育に取り入れられるのも、その挑戦を前向きに受け止め、楽しんでくれる生徒たちがいるからこそです。生徒と教員が互いに刺激を受けながら成長していける環境が、本校の大きな魅力の一つだと思います。

受験の先まで残る、「面白い」を届けたい。

 本校は、教員一人ひとりの教育スタイルを大切にしてくれる学校です。だからこそ、私も自分らしい物理教育を追求しながら授業づくりに取り組んでいます。
 私が物理を教えるうえで大切にしているのは、「受験のための物理」に終わらせないことです。授業では、さまざまな物理現象を利用した器具や玩具、手作りの実験などを積極的に取り入れ、生徒が実際に見て、触れて、驚きながら学べる機会を大切にしています。現象を体験することで、「なぜこうなるのだろう」という疑問が生まれ、物理の面白さを実感してもらいたいと考えています。
 また、学んでいる内容が身近な技術や社会の中でどのように活用されているのかを紹介し、「学ぶことは楽しい」「学んだことは社会で役立つ」という実感を持ってもらえる授業を心掛けています。そうした実感が主体的な学びにつながり、その積み重ねが結果として受験勉強にもつながっていくと考えています。物理を通して、生涯にわたって学び続ける姿勢や、論理的に物事を考える力を育むことを目標に授業を行っています。