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2026.11.02

生徒の活動

調理同好会能登合宿 生徒たちが感じた能登の魅力と学び

9月28日から30日まで、調理同好会の有志生徒10名が参加した能登合宿。これまで3回にわたり、能登の食文化や自然、能登高校との調理交流、フードバンク能登での活動を紹介してきました。最終回は、3日目の様子と、参加した生徒たちの感想をお伝えします。

最終日は、和倉温泉お祭り会館を訪問しました。ユネスコ無形文化遺産に登録されている青柏祭の曳山行事をはじめ、七尾市を代表する4つの祭りについてお話を伺いました。大きな祭具の展示に驚くとともに、法被を着て綱を引く体験にも参加しました。地域の人々が協力して祭りを受け継いできたことを知り、祭りが地域の交流や心の支えとなっていることを学びました。

その後は、和倉温泉駅から穴水駅まで、のと鉄道に乗車し、車窓から能登の景色を楽しみました。穴水駅では、のと鉄道の方から、震災による被害や運行再開までの歩みについてお話を伺いました。地域の方々の暮らしや高校生の通学を支える鉄道を復旧するため、多くの人が協力したことを知り、交通が地域で暮らし続けるために欠かせないものであると学びました。

今回の合宿では、訪問先で説明を聞くだけでなく、生徒たちが自分から質問し、地域の方々の経験や思いに触れる場面もありました。食文化や自然の魅力、今も残る震災の影響、人々の温かさなど、それぞれの心に残ったことを、帰校後に振り返りました。

寄付をきっかけに生まれたご縁から、実際に能登を訪れることにつながった今回の合宿。地域の方々と話し、一緒に料理や作業をし、その土地の食を味わう中で、生徒たちにとって能登は、これまでよりも身近な場所になりました。

今回の経験を、今後の調理同好会の活動や、能登の魅力を伝える発信にも生かしていきます。合宿を受け入れ、貴重なお話や交流の機会をくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

 

 

 

参加した生徒の感想(一部抜粋)

中学2年生 Tさん
修学旅行などとは違い、みんな能登に興味を持った人が集まっているので、みんな話を熱心に聞いてメモを取っていたことに新鮮さを覚えました。いしるのことや地震の影響について伝えて、私のように他の地域にあまり関心がなかった人にも、少しでも興味を持ってもらいたいです。

中学2年生 Hさん
茨城とはまた違った地域の食文化をたくさん学ぶことができました。地域の人たちがとても温かく、商品の説明を丁寧にしてくれたことに感動しました。地震で大変な思いをしたにもかかわらず、みんなで力を合わせて復興作業をしたという話を聞き、団結して行動することの大切さを学ぶことができました。

中学2年生 Hさん
フードバンク能登では、必要な人に必要なものを届けるには、多くの人の協力と工夫が必要であり、支援は気持ちだけでは成り立たないことも学びました。特に、災害時には食料があるだけでなく、それがきちんと届く仕組みが重要だと感じました。美しい景色とおいしい食がある中で、復興の途中にある地域の力強さも感じました。

中学2年生 Kさん
舳倉屋では、いしるのほかにも外国の魚醤を味わい、甘みや匂いなど、似たようなものでもそれぞれ特徴があるのだと感じました。能登高校の皆さんはイカを切るのがとても上手で驚きました。お祭り会館では、想像もできないほど祭具が大きく、実際に担がれているところを見てみたいと思いました。

中学3年生 Mさん
合宿前の東大FS能登町チームの方々のお話のとおり、純粋に能登を知りに行くという気持ちでこの合宿に臨みました。すると、能登を魅力的な場所という視点で見ることができました。夕食に出てきたおいしい魚料理や、ホテルの露天風呂から見えた星空など、どれも地元では体験できないことばかりでした。今後も能登の方との縁を大切にして、活動やプロジェクトに取り組むようにしたいと思いました。

中学3年生 Yさん
地震で大きな被害を受けたことは知っていましたが、実際にその被害を見たり、地元の人たちから話を聞いたりして、被害の大きさや復興に向けた取り組みを改めて実感しました。フードバンク能登では、受け取る人のことを考えて食品をきれいに詰めて渡すことが、どれくらい大変なのかが分かりました。来年からは先輩たちに代わって、学校での活動を頑張っていこうと思いました。

高校1年生 Aさん
能登で出会った地域の方々はとても親切で、質問すると、聞いたことだけでなく、その背景や実際の経験まで丁寧に教えてくださいました。震災はつらく、簡単に乗り越えられるものではありません。けれど、能登には震災の被害だけでは語れない、人々の温かさや工夫、前へ進もうとする力を3日間を通じて感じました。今を生きる人々の姿や、地域の魅力、希望につながる取り組みも伝えていきたいと思いました。

高校1年生 Aさん
行ってよかったと思える、学びのある合宿でした。今までテレビでしか知ることができなかった能登や地震について、自分自身で実際に見て、聞いて、体験することができました。この合宿を通して、いしるや祭りなど、土地特有のものや楽しいものがたくさんある地域だと知ることもできました。地震の影響が今も残っていることとともに、能登の魅力についても伝えたいと思いました。

高校2年生 Iさん
資料などで調べるだけでなく、実際にその場所に行ってみることで、新しい発見がたくさんできたと思います。また、地域の人たちとの交流や説明を聞いて、能登をより身近に感じました。驚くことや初めて聞くことばかりで、とてもよい経験になりました。機会があれば、また行ってみたいです。

高校2年生 Kさん
能登高校の生徒さんは、高校在学中から将来を見据え、教科だけでない実践的な技術を身につけていて、自分の当たり前だと思っていた考えが変わりました。同い年でもこんなに生き方に違いがあるのだと知りました。震災学習や食そのものの話がためになったのはもちろんですが、それ以上に、能登という地域の温かさや地元の人の能登への愛情が心に残っています。この経験は、私の未来への価値観に大きな影響を与えてくれました。

 

これまでの能登合宿関連の記事も、ぜひご覧ください。
・東大FS能登町チームの皆さんと交流しました
・世界農業遺産「能登の里山里海」と食文化を訪ねて
・食文化を未来へつなぐ 能登高校との調理交流
・寄付から交流へ フードバンク能登を訪問

調理同好会公式Instagramでも、日々の活動や、能登合宿での学び・交流の様子を少しずつ紹介しています。ぜひご覧ください。